【キングダム】本能型武将の極み・麃公将軍の性格や特徴を語り尽くす!

当記事では漫画『キングダム』の秦国の将軍・麃公(ひょうこう)について魅力を徹底的に考察していきます。麃公は信の憧れの将軍の一人でもあり、「本能型」の将軍の象徴として描かれます。そんな麃公の性格や特徴について漏れなく書いていきたいと思います。

麃公とは?

まずは麃公のパーソナリティご紹介します。

豪快な性格

麃公といえば豪快な性格が特徴的。

©原泰久/集英社

作戦を練る盤上を破壊しながら「突撃」を指示する麃公将軍。

麃公にとって大切なのは、綿密な作戦よりも「直感」や「戦の流れ」です。

迷うことの少ない性格は、時として強烈なリーダーシップとなって部下たちを奮い立たせます。

戦いに生きた男

麃公は戦いに生きた将軍でした。

©原泰久/集英社

麃公は王騎ら六大将軍と同期の将軍ですが、六大将軍に名を連ねる事はありませんでした。

それも、理由は「昭王から咸陽への召還を何度も無視したため」と記載されています。麃公は地位や名声に興味が無いんですね。

戦いを愛し、戦いに生きた将軍でした。

儂はただ戦場で戦い、勝利し、その夜うまい酒を飲めればそれで満足じゃったからのォ

と本人も語っています。

麃公が登場する原作コミックス紹介

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作者:原泰久

ジャンル:青年マンガ

出版社:集英社

掲載誌・レーベル:週刊ヤングジャンプ

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本能型の将軍

麃公は「本能型の将軍」の代名詞とも言える存在です。

©原泰久/集英社

戦を「炎」に見立てて、大炎が戦場のどこに巻き起こるのか、巻き起こせるのか、そのような事を常に「本能」で感じ取ります。

特筆すべき戦は、合従軍との戦いで李牧が「流動」という、渦巻のように相手を飲み込む戦術を用いたシーン。

「仕掛けている私以外に見切れる人は決していない」と李牧が自信を持って語った難解な戦術でしたが、麃公は一度で李牧の元までたどり着きます。

これを見て李牧は麃公を「本能型の極みにある武将のようです」と評します。

また、麃公は危機を察知する能力も天下一品で、何か罠の臭いがした時は撤退を決断する事もあります。

本能型だからといって直感任せに突っ込むのではなく、相手の意図を確実に感じ取り、戦の中での最適な行動を選ぶ、実は非常に合理的な将軍でもあります。

王騎との関係

麃公は、伝説の大将軍・王騎と関係の深い将軍でもありました。

©原泰久/集英社

王騎と麃公は、ほぼ同期のような形で描かれますが、恐らく麃公の方が年上でしょう。王騎は麃公に敬語で話します。

戦を愛する麃公は、同じく戦を愛した王騎と心の底で通じ合ったものがあったのだと思います。

麃公が「酒を飲むぞ」と酒に誘った相手は、麃公が相手を尊敬し、認めている証でもあります。信も麃公に酒に誘われます。

片や伝説の六大将軍(王騎)、片や地位や名誉に興味を持たず戦場に生きた男(麃公)ですが、「戦を愛した」という根底の共通点があったのですね。

▼王騎について詳しく書いた記事はこちら

【キングダム】最強の大将軍・王騎の実力と魅力、戦績を語り尽くす!

酒を愛する男

麃公は戦と同じく、酒を愛する男です。

©原泰久/集英社

麃公は酒を愛する男でもありました。

戦の夜は酒を飲み、仲間が死んだ時にこそ酒を飲む。それが麃公のスタイルです。

また、コミュニケーションの手段として、相手と打ち解けるために酒を使っているようにも見えますね。

非常に豪快で勇猛な麃公のイメージに、酒豪というキャラはバッチリ合っています。

部下からの信頼

麃公は部下からの信頼の厚い将軍でもありました。

©原泰久/集英社

こちらは副官の岳牙の最期のシーン。

岳牙は最期まで麃公軍であることを誇り、

殿……ご武運を

と言うのでした。

それを受けた麃公も「先に行って待っておれ。こ奴(龐煖)の首を手土産にすぐに行くぞィ」と岳牙に伝えるのでした。「すぐに行く」と言っているので、麃公は龐煖を同士討ちでも倒す覚悟があったんですね。

二人にとって大切なのは「自分の命」ではなく、麃公軍の勝利であり、秦軍の勝利であり、戦の勝利である事が伝わてくるシーンでした。

たとえ自分の命を落としたとしても、龐煖を討てれば、秦軍が勝てば良い。そのような強い意志を感じます。

麃公軍が王騎軍にも匹敵するほどの力を持つと言われる理由が分かりますね。

龐煖の弱みに気づいていた

麃公は、いち早く龐煖の弱みに気づいていた人間でもありました。

©原泰久/集英社

麃公は最期の戦で龐煖と戦いますが、そこで龐煖の弱みについて語ります。

龐煖は強さだけを求めるには求道者である必要があると考えますが、麃公は龐煖が王騎の強さの秘訣を求めて戦場に来ている事に対して「矛盾を抱えている」と伝えます。

それを見て李牧は「麃公は龐煖の本質を突いている」と感じるのでした。

龐煖は強さを求めるには求道的になる事が近道だと思っていますし、王騎に勝ったと口にしています。しかし、取っている行動は麃公が言うように、「王騎の影を追って(王騎のような強さを手に入れたくて)戦場に来ている」という矛盾をはらんでいるのです。

龐煖を一目見るだけでそれに気付いた麃公は、さすがと言えるでしょう。

麃公の盾

麃公は、自らの盾を信に預けます。

©原泰久/集英社

麃公は龐煖との一対一の戦いの際、寡兵で自分を助けに来る信を制し、自らの盾を信に投げ「全身じゃあ!!咸陽へ行け!」と伝えます。

これは、寡兵の状態で自分を助けに来ても信に勝ち目はなく、将来有望な信の命を落とさせてしまう事。そして信が咸陽を守らなければ、秦国が終わってしまうことに勘付いていたのでしょう。

おそらく盾を信に投げた意味も、「咸陽へ行って、信が盾となって国王を守れ」という意味だったのではないかと私は思っています。

麃公は自らの命を犠牲にしてでも、秦国の未来を守ろうとしたのでした。

そして麃公が信に託した一言は

火を絶やすでないぞォ

という言葉でした。

麃公軍の兵士一覧

最後に麃公軍の兵士一覧を記載します。

岳牙

岳牙は麃公の副官。麃公が龐煖と1対1の決戦になる際に命を落とします。

岳雷

©原泰久/集英社

岳雷は千人将の1人。岳雷は麃公の死後、飛信隊に加入して副長の1人となります。

坊主頭に顎髭、顔についた大量の傷が印象的。

我呂

©原泰久/集英社

我呂も岳雷と同じく、麃公の死後に飛信隊に加入するキャラクターです。

言いたいことを言う性格で、味方だろうと敵だろうと関係なく突っかかります(笑)。

蒼源

©原泰久/集英社

蒼源は中華十弓に名を連ねた1人。

そして後に飛信隊に入る蒼仁・蒼淡の父でもあります。蒼源は凄まじい弓の力を持った特殊部隊を率いていました。

麃公が信じた弓の力は、息子たちに受け継がれ、その力は飛信隊に受け継がれる事になるのです。

縛虎申

縛虎申は魏との初陣で信を率いた千人将。その戦いで亡くなってしまいますが、無茶な突撃を信条とする性格は、いかにも麃公軍という感じでした。

▼縛虎申について詳しく書いた記事はこちら

【キングダム】突撃おバカな縛虎申千人将の性格や特徴を語り尽くす!

 

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