【キングダム】桓騎(かんき)将軍の残酷だけどかっこいい魅力を語り尽くす!

当記事では漫画『キングダム』の桓騎将軍について魅力を徹底的に考察していきます。天才的な戦の才能に加えてニヒルな性格や綺麗な顔立ちから、一部のファンには人気の武将・桓騎の魅力、そして「弱点」とは!?

桓騎とは?

まずは桓騎のパーソナリティご紹介します。

初登場シーン

桓騎の初登場シーンは第19巻。

©原泰久/集英社

生まれが一世代早ければ六将に名を連ねていたと紹介されています。

ビジュアルは秦の将軍の中でも異質。特に首元についている黒い毛皮のような装飾や襟が虎柄であるのが桓騎の特徴です。また、桓騎軍の幹部たちも同じように毛皮のような装飾をつけている将軍も多いですね。恐らく、盗賊出身ということで他の貴族や武家出身の武将たちと出自が大きく異なる点を表現していると思われます。

桓騎が初登場する『キングダム』19巻

作者:原泰久

出版社:集英社

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性格・武将としての特徴

桓騎は数多登場する将軍の中でも「異常」な性格をしている武将です。

©原泰久/集英社

その特徴の一つが、「首切り桓騎」と呼ばれるほどに残虐な性格。野盗時代には一つの城邑の住人全員の首をはねたと言われているのが異名の由来です。

また、本編の中で桓騎の特徴的な戦い方が描かれるのが趙との黒羊攻防戦(41~45巻)。相当な曲者である趙将・紀彗に対して桓騎が取った策が驚愕でした。

秦が奪いたかった黒羊丘を趙軍に奪われた秦軍。しかし、それは桓騎の策のひとつでした。

桓騎は、趙将である紀彗を標的にします。

「標的」と言っても、武力で紀彗本人を追い詰めるわけではないのが桓騎の恐ろしいところ。黒羊周辺の村の村人を残酷に殺し、その死体で作った「贈り物」を紀彗に送り、脅します。桓騎は以下のような手紙を死体と共に添えます。

敬愛なる名将 紀彗様へ 副将ながら獅子奮迅の活躍お見事。

その紀彗殿を称えて、この骸の巨像を贈る。

じっくりと見て、目に焼き付けろ。

いいか紀彗、これ以上の惨劇をお前の離眼城で起こしてやる故 楽しみにしていろ。

紀彗が何よりも大切にしている、離眼城の人々を無残に殺すぞと脅しをかけるのです。

これが桓騎の真骨頂。決して武力だけで勝負を挑むのではなく、相手の嫌なところを突いていくのが彼のやり方です。

桓騎軍の部下

桓騎軍は部下もユニーク。他の秦軍の軍とは、ひと味もふた味も異なる曲者ぞろいです。

私の好きな桓騎軍の部下たちを紹介します。

オギコ

まずはオギコでしょう!私の一番好きなのキャラクターです。オギコはなんといってもかわいい!こう見えて千人将!

©原泰久/集英社

函谷関で初めて弓矢を使うシーンがあるのですが、そこでヘロヘロの弓を放って、相手に刺さって(上から放つのでそりゃ当たる)、めちゃくちゃ喜んでる所とかメチャかわいいです。

なぜ桓騎がオギコを桓騎軍の千人将においているのか、摩論に問われたときに出たセリフは

「おもしれーから」

でした。たしかに面白い!本当にそれだけの理由な気がするのがオギコのかわいいところ!

オギコについては↓こちらの記事でも詳しく書いてます。

【キングダム】実は強い?オギコの可愛くておバカすぎる魅力を語り尽くす

雷土(らいど)

雷土は桓騎軍のNo.2の副官。推定五千人将。筋肉隆々の肉体から、武力は折り紙付き。桓騎軍の「槍」として活躍します。正確は荒々しく、飛信隊と揉めた際には、信をぶん殴りますが、逆に吹っ飛ばされるます。おそらく信よりは弱い。

那貴が飛信隊に移ると言った時、

内臓ぶちまけられてぇのか那貴てめぇ!

と言い放つなど、言葉も性格も荒いです。

雷土については↓こちらの記事でも詳しく書いてます。

【キングダム】雷土って強いの?喧嘩っ早い桓騎No.2の実力を検証!

摩論(まろん)

摩論は桓騎軍のブレーン的存在。五千人将。参謀。基本的には最前線で戦う事はなく、桓騎のそばで作戦を練ります。鄴攻めでは以下のセリフを桓騎に進言します。

「お頭、一つだけ約束していただけませんか。兵糧が残り1日分となった時点で ここ(鄴)の包囲を解いて さっさと退散すると」

秦軍の勝利よりもまずは自分の命を優先する事が伺えます。しかしこのスタンスは摩論に限った話ではなく、桓騎軍特有の弱点のようにも思えます。

摩論については↓こちらの記事で詳しく書いてます。

【キングダム】桓騎軍の参謀・摩論(まろん)の実力は?礼儀正しい軍師に迫る!

黒桜

桓騎軍の幹部の中で唯一の女性キャラ。五千人将。結構キツい顔をしているが、おそらく桓騎に惚れている。黒桜軍も武力はあるが、紀彗ほどではない。ブサイクやデブなキャラクターには厳しい。

黒桜については↓こちらの記事で詳しく書いてます。

【キングダム】桓騎軍の副官・黒桜(こくおう)とは何者か?イケメン好きの弓使い!

ゼノウ

人とは思えない見た目の凶暴な男。推定三千人将。ゼノウ率いる「ゼノウ一家」は桓騎軍随一の攻撃力を誇る。作戦を練るような場面にはあまり登場しない。獣のような男で、気に入らなければ味方も殺しかねない。

ゼノウについては↓こちらの記事でも詳しく書いてます。

【キングダム】桓騎軍のゼノウって何者?実はそこいらの武将より全然強いかも!

厘玉(りんぎょく)

桓騎の近くにいる、桓騎の側近。かなり強い騎馬隊を率いている。頭も結構キレる男。

厘玉については↓こちらの記事でも詳しく書いてます。

【キングダム】桓騎軍の厘玉(りんぎょく)って何者?実は気が利く桓騎の秘書的役割!

桓騎の魅力

まだまだ伝え足りない桓騎の魅力をいくつかのトピックに分けてご紹介します。

桓騎が倒した武将

桓騎はかなりの曲者ですが、『キングダム』本編の中でもかなりの戦果を上げている武将の一人です。

ざっとですが、桓騎がやっつけた武将をまとめておきます。

武将名 どうやって? 巻数
玄峰(廉頗四天王) 敵兵に扮装して策士・玄峰本陣に侵略。サクッと討つ。 20巻
白亀西(魏軍総大将) 廉頗四天王の介子坊の追撃を撒き、少数精鋭で白亀西本陣に潜入し首を取る。蒙驁VS廉頗の戦局がピンチだった秦軍を助ける働きだった。 22巻
成恢(韓軍総大将) 函谷関で討つ。正確には張唐が討ったが、策を考えた桓騎の功績が大きい戦功だった。 28巻
紀彗(趙軍副将) 首を取ったわけではないが、紀彗との心理戦を制して黒羊丘を奪い、秦軍を勝利に導いた。 45巻

中でも印象的なのは玄峰と白亀西を討った魏軍との合戦での活躍でしょう。この合戦で「うぉー桓騎かっこいい!」と思った人も多いハズ。

タラレバの話にはなりますが、ここで桓騎が白亀西を討っていなかったら、蒙驁も信も蒙恬も廉頗・介子坊に討たれていたかもしれませんね。

玄峰を討って相手のブレーンを機能不可にし、白亀西を討って戦を終わらせた。まさに桓騎サマサマな合戦でした。

蒙驁との関係

桓騎を語るのに欠かせないのは蒙驁の存在。かなりの曲者である桓騎ですが、蒙驁には一定の忠誠のような感情を持ち合わせていたように感じます。

それは365話、蒙驁の死が描かれた次の話に描かれます。

©原泰久/集英社

キュウという城を落とした桓騎は

「白老へのたむけだ」

と言い放ち、敵兵を焼き討ちします。残忍な桓騎らしい、蒙驁へのたむけです。桓騎が「他の誰かのため」の言動をしたのはこの時が初めてです。

また、あだけ癖の強い桓騎が副将につくことを厭わなかったという点を考えても、桓騎の蒙驁への一定の信頼を感じます。

一方の蒙驁から桓騎への信頼も感じることが出来ます。それは魏との合戦(VS廉頗)で描かれます。蒙驁がギリギリまで戦を捨てず、廉頗との1VS1を耐えられたのは、廉頗と王翦への信頼があったからこそ。

人を見る目だけはあるという蒙驁が見込んだ2名の副将に対して、戦においては全幅の信頼をおいていたのではないしょうか。

桓騎の「怒り」

桓騎軍から飛信隊に移った那貴が、桓騎について語る重要なシーンが45巻に描かれます。

それは桓騎軍の最古参から聞いた話で、

桓騎の”根”にあるのは岩をも溶かすほどの”怒り”だ。

こう言った那貴は言います。

この「怒り」という言葉は、桓騎という男を紐解くのに重要なキーワードになりそうです。

桓騎の過去に果たして何があったのは、本文中にはまだ描かれませんが、推測してみます。

敵の兵隊だけでなく一般人にも危害を加える残酷な桓騎の戦い方は、「人としての温かみ」や「優しさ」からはかけ離れています。そして「怒り」というキーワード。

桓騎には「大切にしている家族」の存在がいないように見えます。それは生まれた時から孤児だったからか、あるいは幼少期に家族を戦などで亡くした可能性も考えられます。

例えば桓騎は幼少期に家族や大切な人を戦争で亡くしたのではないかと推測します。それも、かなり残酷なやり方で。

それを反面教師にするわけではなく、「復讐」という形で自らのエネルギーにしているのが桓騎なのではないでしょうか。

桓騎の「弱点」

また、桓騎を紐解くのに重要なもう一つのキーワードがあります。それは「桓騎の弱点」。

黒羊丘を奪った秦軍ですが、その裏で李牧が「桓騎の弱点」を見つけたと言い放つシーンがあります。李牧は「桓騎の実力を見誤った」と素直に桓騎の能力を認めますが、一方で桓騎の弱点を見つけ、自ら仇を討つと宣言するのでした。

桓騎の弱点とは何でしょうか?推測してみます。

桓騎の弱点①味方からの信頼感が無い説

ひとつは桓騎が部下から全幅の信頼を受けているわけではないということ。桓騎軍に入った飛信隊は、桓騎の戦い方を理解できず、不安を抱えたまま戦を進めていきました。これは軍として戦う上ではかなりの問題点。

桓騎自体は相当な戦略家ですが、一方で部下や自軍への兵士たちそれぞれに作戦の詳細を告げるようなことはしません。

「黙って俺に付いて来い」というのが桓騎のスタイル。

もともと桓騎に対して忠誠心のある軍隊であればこの戦いで十分かもしれませんが、桓騎軍は野盗などが集まった集団。団結力や一体感とは程遠い集団です。

例えば王騎や麃公(ひょうこう) の部下は、将軍の言うことに対して強い忠誠心で戦に挑みます。飛信隊もそのような軍を目指しているのでしょう。

窮地に陥った時に「我先に逃げる」というメンタルである桓騎軍の「信頼の無さ・一体感の無さ」は李牧にとっては格好の標的になる弱点なのかもしれません。

事実、那貴のように「部下が他の軍に寝返る」という事がいつ起きないかと不安になります。部下を李牧に買収され殺される、というような危険性もありますね。

桓騎の弱点②国<自分という考え方説

もう一つ、桓騎は自分自身の命や存在を、秦という国家よりも上に置いています。これは桓騎の1つの弱点と言えます。

それが描かれるのは28巻。張唐が毒によって残り僅かな命となった時、桓騎に武将としての覚悟を問います。「貴様に国を守る覚悟はあるのか?」と。そこで桓騎が言った言葉が

「あるわけねぇだろうがそんなもん。ボケてんのかてめェは」

「秦が滅びようがどうしようが 俺の知ったこっちゃねェんだよ」

こんな言葉でした。

これを一国の大将軍ともなろう男が口にするというのは、弱点と言わざるをえないでしょう。国を守らなければいけない立場の人間が、国の存在よりも自己の存在を優位に考えている。

それは桓騎自身が寝返る可能性を示唆しますし、いざとなったら自己防衛のために逃げる可能性も示唆します。

戦においては天才の桓騎ではありますが、一国の武将としての自覚といった面を、李牧は「弱点」と捉えているのかもしれません。また、この弱点は王翦にも共通するもののような気がします。

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作者:原泰久

出版社:集英社

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終わりに

さぁ、いかがだったでしょうか。桓騎はかなり魅力的な人物である一方、弱点と言える部分もありそうな武将です。史実によれば、李牧によって殺されるという結末が待っているようですが……果たして桓騎の命運はどうなるのでしょうか。

私個人としては桓騎が大好きなので、活躍を楽しみにしたいですね。

意外と1対1の戦いが描かれていない将軍なので、桓騎自身の武力も描いてほしいな。と思っています!