ONE PIECEの「覇気」は最初から考えられていたのか?覇気の伏線について考察する

漫画『ONE PIECE』の覇気についてご存知の方は多いと思います。今回の記事では、「覇気は物語の最初から考えられていたのか?」「伏線は連載開始当初から張られていたのか?」について考察をします。

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覇気とは?

まず『ONE PIECE』作中における覇気について簡単にご説明します。

覇気は3種類あると説明されています。

  • 覇王色の覇気
  • 武装色の覇気
  • 見聞色の覇気

上記の3つです。この中でも覇王色の覇気は、数百万人に一人しか素質を持たないとされる、「武装色」「見聞色」とは違う希少な力です。

主人公のルフィやシャンクス、シルバーズ・レイリーなどは覇王色の覇気は使える事が確認されています。

25巻で初めて明かされた覇気の存在

『ONE PIECE』では、25巻で初めて「覇気」の言葉が使われます。

作者名 :尾田栄一郎

ジャンル:少年マンガ

出版社:集英社

掲載誌・レーベル:週刊少年ジャンプ

未完結作品

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初めて「覇気」という言葉を使った人物は黒ひげ。

一億…あの覇気で3千万はねェと思ったがここまでとは…………!!

黒ひげはこのように、懸賞金1億円に上がったルフィについて語っており、この時に初めて「覇気」という言葉が『ONE PIECE』作中で語られました。

この時は覇気について詳しい説明はされませんし、覇気に3種類がある事も説明されません。

覇気らしきものが描かれたシーン

25巻で初めて明記された覇気の存在ですが、その前から尾田先生は覇気の存在を示唆していたのか、伏線は張られていたのか、考察してみます。

25巻以前で、覇気らしきものが描かれたシーンをピックアップしてみます。

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シャンクスが近海の主に睨みをきかせたシーン

まず有名なのが、1巻でシャンクスが腕を食われたシーン。近海の主に対してシャンクスは「失せろ」睨みをきかせました。

シャンクスの一睨みで近海の主はビクッとして、更にガタガタブルブルと震えてその場から去りました。

シャンクスの睨みは後の覇王色の覇気と重なるものであり、この時から既に覇気の存在は想定しているように見える描写です。

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アーロンがモームに睨みをきかせたシーン

アーロンが海獣のモームに「モーム…何やってんだてめェ…」と睨みをきかせたシーンもピックアップしてみます。

この時、モームは「ぎくっ!!」と動きが止まってしまいました。

これは恐らく覇気ではなく、モームに対するこれまでのアーロンの躾?によって恐怖を思い出しているのだと思います。しかし尾田先生は「威圧感」のようなものを睨みや眼光の鋭さで表現する事は、この時点から行っている事が分かります。

また、アーロンパーク編では、ゲンゾウがナミに対して「どきなさい!!!ナミ!!!」と言ったシーンでも、ナミの動きが止まっていました。これも勿論覇気の類ではないとは思いますが、「意思の強さ」を目で表現する事は行っていました。

クロッカスが初登場したシーン

双子岬のクロッカス(ゴール・D・ロジャーの海賊船で船医を務めていた人物)が初登場した際、「ゴゴゴゴゴゴ」という効果音と共に眼光の鋭さが描かれます。

この時、サンジはクロッカスの目つきに冷や汗をかいており、あのサンジですら圧倒されるような迫力がクロッカスにはあった事が示唆されています。

クロッカスに覇気があるのかは分かりませんが、覇気に近い迫力を持っている事は間違いないのだと思います。

巨人族のブロギーがMr.3に怒るシーン

巨人族のブロギー(元巨兵海賊団 船長)が、Mr.3に対して「そうまでして決闘を望む戦士に!!!情けなどかけられるものか!!!」と激怒したシーンでも、Mr.3はゾクッ…!!としており、その迫力と怒りが描写されています。

これについても覇気とは言い難いものだとは思いますが、やはり気迫や心意気を目つきで表現する事は行っています。

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ルフィがドラム王国でワポルに激怒するシーン

このシーンは明らかに覇気を意識していたシーンだと思われます。

ヒルルクが城に掲げた旗に向けてワポルが「カバ旗」と馬鹿にして、大砲を打ち込んだ後、ルフィは旗を手に持ちながらワポルに激怒しました。

「これは命を誓う旗だから 冗談で立ってるわけじゃねェんだぞ!!!お前なんかが へらへら笑ってへし折っていい旗じゃないんだぞ!!!!!!」

この睨みと激怒を受けた後、ワポルと手下のチェスマーリモは「うお…!!!!」と動きを止めています。

これは間違いなく覇気を意識した描写に見えますし、ルフィの覇気が少しだけ垣間見えた瞬間なのだと思います。

クロコダイルがバロックワークスで睨みをきかせたシーン

アラバスタ編でも覇気を意識していたと見られるシーンがありました。

クロコダイル(Mr.0)が、バロックワークスのオフィサーエージェントたちと初めて会合したシーン。

「あちし達は海賊の手下だったわけなの!!?」「あんたがおれ達のボスなのか?」などと、Mr.1やMr.2が問うた時、クロコダイルはこう答えます。

「不服か?」

この時のクロコダイルが発した空気に、オフィサーエージェント達はゾクッ!!と身を固めます。おそらくこれは覇気に近いものをクロコダイルが持っている描写なのだと思われます。

物語当初から覇気を意識していた

以上が、25巻までに描かれた「覇気」の伏線となっている(と思わしき)シーンです。

明らかに覇気を意識したシーンは、近海の主に対するシャンクスと、ワポルに対するルフィのシーンになると思います。

ただ、それ以外にも覇気とまではいかなくとも「睨みや迫力で相手を圧倒する」という描写は随所に見られ、尾田先生が『ONE PIECE』連載開始当初から使っていた演出といえると思います。

これは任侠映画や時代劇が好きな尾田栄一郎先生らしい、「格の違い」を表現する描写なのかもしれませんね。

原作紹介

最後に『ONE PIECE』の原作漫画を紹介させていただきます。

電子書籍ストアのBookLive!やコミックシーモアでは、入会特典で50%OFFで漫画を買えるクーポンが貰えますので、ぜひ『ONE PIECE』の購入に使ってみてください。

作者名 :尾田栄一郎

ジャンル:少年マンガ

出版社:集英社

掲載誌・レーベル:週刊少年ジャンプ

未完結作品

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