山を愛する全ての人に贈りたい。おすすめ山岳登山漫画BEST10ランキング

あらすじ

秋の北穂高岳。登山中の中年男性・黒岩が、雪に足をとられて崖から転落、腕を骨折して動けなくなってしまった。山麓の警察署では下山時刻が遅れていることから、山岳遭難防止対策協会のボランティア・三歩に救助を要請することに。見かけは頼りなさそうな三歩だが、ヒマラヤや南米の山を歩いてきた経験豊富な救助員で…

2008年マンガ大賞受賞作品。山を愛し山に住む男である三歩と、周りの人間とのドラマを描きます。山の描写がとても丁寧で、登山好きは必見の漫画です。作者の石塚真一さんの山への愛がひしひしと伝わる、山岳漫画のマスターピースです。

『岳』読者レビュー

ユーザーレビュー

雪山、夏山、空気が澄んでいる穂高連峰のヒューマンドラマ。主人公の岳はとにかく体力が無尽蔵に会って疲れを知らない男。この男が動き出すと物語も躍動パワーが一気に跳ね上がる！！連休はこれを一気に読み倒して、登山気分を味わうのもいい。

ユーザーレビュー

全部の話がグッときたり、ほっこりしたり。ラストはグッときました。この作品を読んだら、山を好きになりたいってみんな思うんじゃないかなぁ。

2位孤高の人

作者名：坂本眞一 / 鍋田吉郎 / 新田次郎

ジャンル：青年マンガ

出版社：集英社

掲載誌・レーベル：週刊ヤングジャンプ

完結作品

あらすじ

孤独な青年・森文太郎は転校初日、同じクラスの宮本にけしかけられ校舎をよじ登ることに。一歩間違えば死んだかもしれない、だが成し遂げた瞬間の充実感は、今までになかった「生きている」ことを確かに実感するもの…。文太郎はクライミングへの気持ちを加速させはじめた――!!

硬派な登山愛好家にオススメしたいのはこの作品。浅田次郎さんの名作登山小説を、『イノサン』の：坂本眞一先生がコミカライズしました。圧巻の画力で、孤独なクライマーである主人公・森を描きます。なかなかヘビーな読み口の作品に仕上がってます。

『孤高の人』読者レビュー

ユーザーレビュー

クライミングなんて全く興味がなく知識もなかった私でも面白く読めました。クライミングやってみたいなーという気持ちにさせられました。良い青年漫画のお手本みたいな作品です。作り込みは丁寧だけど、設定に溺れず自己満に浸らず。

ユーザーレビュー

絵がうまいし、内容も迫力があってすごいと思いました。主人公が独りでずっと辛い思いをしてきたのがすごく伝わってきました。山はいいなと思わせてくれる反面、すごく恐ろしかったです。

3位山と食欲と私

作者名：信濃川日出雄

ジャンル：青年マンガ

出版社：新潮社

掲載誌・レーベル：＠バンチ

未完結作品

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あらすじ

27歳、会社員の日々野鮎美は、「山ガール」と呼ばれたくない自称単独登山女子。美味しい食材をリュックにつめて今日も一人山を登るのでした。欲張りウィンナー麺、雲上の楽園コーヒー、魅惑のブルスケッタ、炊きたてご飯のオイルサーディン丼等々。読むとお腹がすく＆山に登りたくなる！ＷＥＢマンガサイト「くらげバンチ」で最速で100万アクセスを突破したアウトドア漫画の決定版誕生！

こちらは「登山でのグルメ」に焦点を当てた登山×グルメ漫画です。OLの主人公・日々野鮎美が山を愛している事がヒシヒシと伝わりますし、出てくるグルメも非常に美味しそうに描かれます。実践できそうなグルメばかりですので、楽しく登山をしたい方にはオススメしたい作品です。

『山と食欲と私』読者レビュー

ユーザーレビュー

山でおにぎりとかカップ麺を食べて「おいし〜」と言っているレベルの自分からしたらとても真似できない世界。憧れるし、読むと山へ行きたくなってしまう。時々すごくじーんとする話もあったり、ただの山グルメ・意識高い系登山女子の漫画じゃないところがとても好きです。

ユーザーレビュー

表紙が綺麗だなと思って読んでみようと思いました。主人公が一人で山を楽しんでいて、良いなと思いました。ご飯もどれも美味しそうで工夫してるなと思いました。面白かったです。

4位神々の山嶺

作者名：夢枕獏 / 谷口ジロー

ジャンル：青年マンガ

出版社：集英社

掲載誌・レーベル：ビジネスジャンプ

完結作品

あらすじ

エヴェレスト初登頂の謎を解く可能性を秘めた古いカメラ。深町誠は、その行方を追う途中、ネパールで“毒蛇（ビカール・サン）”と呼ばれる日本人男性に会う。彼がネパールに滞在する理由とは!?　そして、彼の正体とは…!?

岡田准一さん主演で実写映画化もされた小説のコミカライズ作品です。夢枕獏先生と谷口ジロー先生の合作で、夢のコンビとも言える作品です。エベレストに興味がある方などは必見の内容です。

『神々の山嶺』読者レビュー

ユーザーレビュー

ストーリーも作画も申し分なく素晴らしい。自分が納得するまで諦めず、粘り強く努力をする事… 後悔しない人生を歩むための、お手本になった作品。

ユーザーレビュー

作中の登場人物は実在する登山家をモデルにされています。単独登攀の成功なども実際の記録を元にしており、丁寧な描写と相まって素晴らしい作品に仕上がってます。

5位山を渡る　-三多摩大岳部録-

作者名：空木哲生

ジャンル：青年マンガ

出版社：KADOKAWA

掲載誌・レーベル：HARTA COMIX

未完結作品

あらすじ

伝統ある、三多摩大学の山岳部。だが今年の春、部は存続の危機を迎えていた。理由（１）新入部員は女子３名のみ。理由（２）全員、登山経験ナシ。理由（３）彼女たちの特徴は虚弱、ゲーム狂い、読書好き……。そんな「山ガール」ですらない３人を抱え、山岳部は果たして活動していけるのか！？
過激な登攀もあり。楽しいピクニックもあり。男子も女子も、文系理系留年浪人、誰でもオーケー。すべてを包み込んでくれる“山”を舞台にした、大学生たちの群像劇！

山岳部の活動が主題ではありながら、かなり本格的な山の知識や山の描写から、作者の山への愛を感じます。本格的な登山をしている人から、登山にこれから挑戦したい人まで楽しめる作品になってますよ。

『山を渡る-三多摩大岳部録-』読者レビュー

ユーザーレビュー

バリバリの熟練登山者の先輩たちの前に現れた、登山経験どころか運動経験すらない新入部員の女子たち。彼女たちが、これからどのようにして登山の楽しさに目覚めていくのかとても興味が湧く作品です。

ユーザーレビュー

大学の弱小クラブあるあるネタを盛り込み、山登りの楽しさ、ウンチクを教えてくれる。さらに、盛り上げるのがこれぞマンガという個性的なキャラクターと動きのあるコマ割り。副部将金田のドヤ顔がツボにはまる。

社会人になって本書を読んでいると、改めて思う。言いたいことを言いあいながら、趣味に没頭できる大学クラブの人間関係って素晴らしいなと。

6位未亡人登山

作者名：板橋大祐

ジャンル：青年マンガ

出版社：小学館掲

載誌・レーベル：ビッグコミックスピリッツ

未完結作品

あらすじ

山で出逢った二人が織りなす、登山恋記。

夫の遺した“山日記”を辿り登山する、麗しき未亡人……“大切なもの”を失った女と、“大切なもの”に出逢った男のセンチメンタルで雄大な登山恋記。

風の音、虫の動く音、沢を流れる水の音、心臓の音――

「山に登っているときだけ、生きている心地がする」と山に魅せられ、山を愛する男――加賀山峻（かがやま　しゅん）。彼がある日出逢ったのは、山には似つかわしくない風貌の独りの女性、千堂椿（せんどうつばき）だった。見るに見かねて同行した加賀山は、彼女が”山を登る理由”を知ることになり…！？

ソロ登山を愛する主人公が、ひょんなことから女性（未亡人）と登山をする事になるストーリーです。恋愛要素のある登山漫画ですが、登山を愛する気持ちはヒシヒシと伝わってくる良作です。

『未亡人登山』読者レビュー

ユーザーレビュー

爽やかな余韻が残って、続きが読みたくなります。絵は普通ですが、山頂の爽快感とか、山の魅力は伝わります。ハードで本格的な登山を扱うのは、他にも色々と作品がありますが。本作は普通に山登りを多少嗜む人なら共感できる所も多いと思います。

ユーザーレビュー

恋愛というよりは、心に空白を抱えた二人のドタバタとふれあい、という風合いですが、全体の雰囲気も明るく、読み進めるほどに先が気になってくる感覚を覚えます。

7位ヤマノススメ

作者名：しろ

ジャンル：青年マンガ

出版社：アース・スターエンターテイメント

掲載誌・レーベル：アース・スターコミックス

未完結作品

あらすじ

繊細なタッチで描かれる、少女たちの「ゆるふわアウトドア」。人気イラストレーター“しろ”初の漫画作品、待望の単行本化！！アニメ化企画進行中！！制作は「アクエリオンＥＶＯＬ」・「IS＜インフィニット・ストラトス＞」のエイトビット！

登山への導入としてオススメしたいのが『ヤマノススメ』です。他の登山漫画と比較すると非常にライトな読み口ですし、ハードな登山は描かれませんが、登山の楽しさを教えてくれる作品です。

『ヤマノススメ』読者レビュー

ユーザーレビュー

登山初心者にオススメの漫画。登山用品や登山中の注意事項も描かれています。アニメや原作見て楽しそうと思ったら近くの山にぜひ登ってみて下さい。

ユーザーレビュー

絵はカワイイですが、時々腹黒い性格も垣間見えるヒロイン。そのリアルさがいい！女の子たちがみんなカワイイ！アウトドアマンガとしては、初歩的かもしれませんが、「山に登ってみたい」と思えるので十分だと思います。

8位しずかの山

作者名：愛英史 / 松本剛

ジャンル：青年マンガ

出版社：講談社

掲載誌・レーベル：イブニング

完結作品

あらすじ

山は巨大な密室だ！　山岳ガイド・高遠静（たかとお・しずか）が真実に迫る――。【神の山マチャプチャレ】ヒマラヤ山脈で『神の山』として登頂を禁じられたマチャプチャレに、登山家ジアンは初登頂し、一躍時の人となる。しかし、同じ時期にマチャプチャレを目指したモーリスは消息不明に。二人の間に何があったのか？　それとも……。前人未到の地で露（あらわ）になる極限の人間心理と真実とは？

ネパールを舞台に、山岳ガイドを主人公にした作品です。物語に少しパンチが足りないような印象は受けますが、海外の山やアルピニズムに興味がある人にはピッタリの作品だと思います。

『しずかの山』読者レビュー

ユーザーレビュー

テーマが「しずか」ですが物語も静かに進行していきます。内容は激しい感情の場面があるのですがしっとりとした感じがします。山に興味がある人にはお勧めです。

ユーザーレビュー

ネパールを舞台にした山の漫画。山岳サスペンスというらしい。登場人物の暗さ(?)というか、ドロドロした感じが「岳」とは違った面白さがある。

9位モンキーピーク

作者名：志名坂高次 / 粂田晃宏

ジャンル：青年マンガ

出版社：日本文芸社

掲載誌・レーベル：漫画ゴラク

完結作品

あらすじ

社員の結束を高める為の、登山レクリエーション。雄大な自然を感じる爽やかな山は、夜と共に惨劇の舞台と化す！

藤ヶ谷製薬３６名が体験した、未体験の悪意とは…!?凍牌の志名坂高次が初の原作を手がけ、俊英・粂田晃宏が入魂の筆致で迫る。戦慄と衝撃の山岳パニックホラー開幕!!

こちらの『モンキーピーク』は純粋な登山漫画ではなく、山でのパニックホラーが主眼となっている変わり種の作品です。性格には登山漫画とは言えないと思いますが、非常に評価の高い作品なので紹介させていただきました。

『モンキーピーク』読者レビュー

ユーザーレビュー

読む毎に続きが気になります！ハイキングレベルの登山好きですが、山の風景や描写も気に入っています

ユーザーレビュー

いろいろな登場人物がいて、恐怖の極限の状況で自分ならどうするだろうと考えてしまう場面が多かった。険しい山には行きたくなくなったけど、読んでよかった。

10位カモシカ

作者名：鎌田洋次

ジャンル：青年マンガ

出版社：双葉社

掲載誌・レーベル：アクションコミックス

未完結作品