当記事では漫画『キングダム』の関常(かんじょう)について魅力を徹底的に考察していきます。関常は王賁の率いる玉鳳隊に所属する千人将です。そんな関常について、解説していきます。
関常の来歴
まずは関常の来歴からご紹介します。
36巻で初登場
関常は王賁の率いる玉鳳隊に、王翦軍から派遣された千人将として36巻で初登場します。
関常は王翦の側近の1人だったと説明されています。
©原泰久/集英社
黒い髪に、襟足を1つに縛り、口ひげとアゴヒゲを蓄えているのが特徴です。
関常は玉鳳隊の初陣から活躍し、その実力を王賁や番陽に見せつけました。
▼王賁について書いた記事はこちら
冷静で危険を冒さない性格
関常は冷静な性格で、危険を冒さない性格です。
©原泰久/集英社
このシーンは王賁が魏火龍七師の紫伯を討つために突進を続けようとした描写です。
関常は「捨て身が過ぎる」と王賁を諌め、再考するように促します。
もちろん王賁は聞く耳を持たず、自らの決断の正当性を語り、突撃を続けます。
関常は王翦軍の出身という事もあり、王翦のポリシーである「負ける戦はしない」という戦い方に慣れているようです。
リスクの高い王賁の戦い方と、リスクを避ける関常の戦い方は反りが合わない事も多く、関常は王賁に対して進言をする場面が多く描かれます。
基本的に王賁は関常の意見を採用しないのですが、玉鳳隊の中で王賁とは違う意見を出す人間は関常だけなので、玉鳳隊にとってはある意味貴重な存在といえます。
密かに築いた王賁との信頼関係
冷静な印象を持つ関常ですが、戦を重ねるうちに王賁との信頼関係が出来上がっていきます。
朱海平原の戦いでは、尭雲から王賁を守り、また王賁も尭雲から関常を守りました。
戦い方の反り合わなかった2人ですが、戦を重ねるうちに、目に見えない信頼関係が出来上がっていた事が分かるシーンです。
また、宮康(きゅうこう)が討ち死にした際には肩を震わせて悲しんでおり、冷静な印象の関常の人間らしい一面が垣間見えました。
王賁にまつわる噂を知る
関常は、王賁と王翦にまつわる噂を知っている数少ない1人です。
その噂とは、「王賁は実は王翦の実の息子ではないのではないか」というものです。
王翦は朱景という女性と結婚して、朱景は王賁を身籠りました。しかし、朱景には結婚直前まで好いた男がいて、その男の種を宿した状態で王翦と結婚したのではないかという噂が流れたのです。そして朱景は王賁を生んですぐに亡くなってしまいます。
つまり王賁は王翦にとって、「愛する妻の命を奪った赤の他人」であるかもしれないという事です。
この噂を知っている主要なキャラは王翦と番陽、関常、そして信だけとなります。
関常は王翦の側近でしたから、この噂が自ずと耳に入ってきたものと思われます。
朱景と関常の関係
王翦の妻であった朱景は、「関家の姫」であったという記載があります。
関家も王一族のように「貴族中の貴族」だとも記載されています。
作中では明らかになっていませんが、関常は関家の一族の人間なのではないか、と考える事が出来ます。
そうであれば王翦の側近の1人であった事も合点がいきますし、王賁にまつわる噂を知っている事も理解出来ます。
『キングダム』の物語が進むにつれて、明らかになるかもしれませんね。
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