当記事では漫画『キングダム』の松左(しょうさ)について魅力を徹底的に考察していきます。松左は主人公・信の率いる飛信隊の副歩兵長で、広い視野で歩兵達をまとめる人気キャラクターです。そんな松左について、解説していきます。
松左の来歴
まずは松左の来歴からご紹介します。
飛信隊結成時からの古参メンバー
松左は飛信隊が100人隊として結成された時からの古参メンバーです。
当時は第十伍長として登場しましたが、現在は副歩兵長となっています。
©原泰久/集英社
当時から長めの黒髪に優しいタレ目、少しのあごヒゲが印象的なキャラクターです。
▼信について書いた記事はこちら
飛信隊の副歩兵長に
飛信隊が大きくなるに伴い、松左も位が上がり、現在では歩兵たちを束ねる副歩兵長となっています。
歩兵長は剣術の達人として描かれる崇原で、二人は強い友情で結ばれています。
面倒見が良く、肩の力の抜けた性格
松左は常に肩の力が抜けており、リラックスした言動が印象的です。
©原泰久/集英社
戦場においても松左は緊張したり強張ってるシーンはほとんど描かれず、死地であっても常に冷静で周りが見えている印象です。
また、信の肩の力が入りすぎてると見るや「ちゃんと今を楽しめ」と諭したり、初戦で何も出来なかった新人にアドバイスを送ったり、面倒見の良さも随所に発揮してくれます。
松左が死亡したのは何巻?
飛信隊の重要な古参メンバーとして信を助けてきた松左ですが、55巻で戦死してしまいます。
なぜ松左は戦死したのか?
実力のある松左は、なぜ戦死してしまったのでしょうか?
それは、松左が干斗ら新人たちを助けに行ったからです。
趙との壮絶な戦いで何とか勝利を掴むべく、飛信隊は超攻撃的布陣を取りました。河了貂は超攻撃的布陣を敷く中で、松左と渕さんの2名が率いる隊だけに救護(守り)の役割を与えます。
この時、河了貂から与えられた命令は「助けるべきところだけを助けて。助からないと思うところは最初から助けに行かないで」というものでした。
この戦い方は、ある程度の犠牲を伴う事を承知の上で実践するもので、それを伝えたのです。
しかし松左は、「助からない」ような死地にいる干斗たちを助けるために援護に向かいました。この時、松左は自身の死を覚悟していたのでしょう。口を固く噛んで救護に行く決意をするシーンが描かれます。
そして死ぬ直前の干斗らを助け、その後も何人もの相手を倒しましたが、包囲された敵兵に一突きされ死に至ります。
松左の槍は干斗へ
松左は死の直前、自身の槍を干斗に託します。
「使い込んでて相当クセがついちまってるが いい槍だ ゆっくり 慣れていけ」と伝えます。
干斗は涙を流しながら「もらえないっスよ」と言いますが、崇原が「干斗、そこは違うだろ」と言い、「絶対に使いこなすようになります」と土下座しながら伝えます。
この時も松左は「ハハ そーそー」と最後まで松左らしく振る舞うのでした。
松左の死への反応
松左の死により飛信隊のメンバーは大きな悲しみに襲われました。
戦中にも関わらず尾平は動揺し涙を流し、渕さんも動揺に慟哭します。河了貂も膝から崩れ落ちて涙を流してしまいます。田永も涙を流し、羌瘣は「松左はいいヤツだった 本当に…」と悲しげな表情を浮かべます。
松左がいかに飛信隊に貢献してきたか、そして素晴らしい人間だったかが表れたシーンです。
そんな中でも信は戦中は涙を流すことなく、空を見上げて敵将の首を取る事を松左に誓うのでした。
崇原との友情
松左は、歩兵長である崇原と友情で結ばれています。
松左が死に行く前には、崇原が松左を抱え、「楽しかったな…」と語り合うシーンが描かれます。
この時に、松左から「信を…頼んだぞ」と言われ、「…任せておけ」肩を震わせながら涙を落とすシーンが描かれます。
また、この時に松左と崇原は共にいくつかの隊を渡り歩いた経歴がある事が明かされます。
最後まで信の夢を信じて死に行く姿は、松左の飛信隊への思いの強さを印象づけました。
崇原について書いた記事はこちら↓
松左は実在した?
松左は実在したのでしょうか?
筆者の調べによると、松左は実在してない人物とみられます。『キングダム』のオリジナルキャラクターですね。
崇原と共に飛信隊にとって非常に重要な役割を果たすキャラクターでした。
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