当記事では漫画『キングダム』の楚水(そすい)について魅力を徹底的に考察していきます。楚水(そすい)は主人公・信の率いる飛信隊の副長ですが、あまり多くの活躍は描かれないキャラクターでもあります。そんな楚水について、解説していきます。
楚水の来歴
楚水は飛信隊の副長ですが、もともとは飛信隊の一員ではありませんでした。
郭備千人将の下で副長
楚水は元々、郭備千人将の下で副長を務めていた人物です。
郭備は輪虎に討たれてしまい、残った楚水をはじめとする郭備兵は飛信隊に合流する事になります。
郭備は信と同じく下僕から成り上がって千人将になった男で、信の活躍を喜んでいたそうです。それを知っている楚水は飛信隊に対して最大限のリスペクトを持ちます。
飛信隊の副長に
郭備が討たれた事をきっかけに、楚水は飛信隊の副長になります。
この時、飛信隊はもともと300人隊でした。そこに元郭備隊700名が加わり1000人隊となりました。
元郭備隊は百姓出身のメンバーで構成された飛信隊、更には若造の信に対して反発するかと思われました。
ここで活躍したのが楚水。楚水が隊をまとめて信に拝手をし、信と共に血を流す事を誓うのでした。
©原泰久/集英社
元郭備隊をまとめるリーダーシップが楚水に無ければ、飛信隊は輪虎を討つ事が出来なかったでしょうし、その後の順調なステップアップにも繋がらなかったことでしょう。
郭備の思いも背負って飛信隊として戦う
飛信隊に加わったとはいえ、楚水は郭備の事を忘れるわけではありません。
©原泰久/集英社
「道半ばで倒れた郭備様の想いも胸の片隅に抱いて戦うことをお許し下され」
楚水はこのように信に告げます。どんなに飛信隊が大きくなろうとも、楚水の心には郭備の想いが有り続けるのです。
信の器量に早くも勘づく
楚水は飛信隊に合流してすぐに、信の器量に気づきます。
それは信が元郭備隊700名を含めた1000人の飛信隊に向けてかけた声を初めて聞いた時の事。
「ここでは士族も百姓も関係ねぇ!古株も新参も関係ねぇ!みんな色んなもんしょい込むだけしょい込んで戦えばいい。俺たちはそうして一つでっけぇ塊になって敵をぶっ飛ばす!行くぞ飛信隊 狙うは敵将っ……廉頗の首だ!!」
この時の信の声は良く通り、その情熱は楚水に一発で響くのでした。
信の声を聞いた後の表情がそれを物語ります。
▼信について書いた記事はこちら
飛信隊では補給の手配・配置
飛信隊での楚水の役割の一つは、補給の手配や配置です。
これは、飛信隊に軍師がいなくて連戦連敗の時に明らかになりました。
飛信隊の兵士は羌瘣が一時的に抜けて弱くなったことを、戦術の影響ではないかと信に詰め寄ります。
この時、楚水が戦術を担っていればまだ良かったのですが、楚水は補給の手配や配置で忙しく、信と渕さんで戦術を考えていたために酷い結果になっていました。
この一連のやり取りから、楚水は信や渕さんよりは戦術に長けており、羌瘣や河了貂ほどではない。と推察する事が出来ますね。
輪虎との戦いでの活躍
楚水の一番の活躍をといえば、輪虎と信が一騎打ちになったシーン。
輪虎と信の一騎打ちを邪魔しようとした魏兵をブロックしたのが楚水。更に輪虎と信の一騎打ちの間に割り込む形になった楚水は、郭備の仇である輪虎に向けて殺意を向け、信による輪虎への致命打のきっかけを作ったのでした。
楚水が輪虎に向けた殺意が無ければ、信と輪虎の一騎打ちの行方はどうなるか分かりませんでした。
楚水は実在した?
楚水は実在したのでしょうか?
筆者の調べによると、おそらく実在してない人物とみられます。『キングダム』のオリジナルキャラクターですね。
楚水はあまり前に出てこず、裏方で隊を円滑に回す存在のように見えます。彼のような存在が我の強い飛信隊のバランスを取っているのだと思います。
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