当記事では漫画『キングダム』の河了貂(かりょうてん)について魅力を徹底的に考察していきます。河了貂は主人公・信の率いる飛信隊の軍師であり、物語序盤から信と行動を共にする主要キャラクターです。実写映画では橋本環奈さんが演じました。そんな河了貂について、「来歴・性格・知力・史実」の4項目に分けて解説していきます。
河了貂の来歴
河了貂は黒卑村に住んでいた、「梟鳴(きゅうめい)」という山民族の末裔です。物語序盤では嬴政と信に出会い、二人に道案内をするという出会いから全ては始まりました。性別は女性です。
当初は大王である嬴政のカネ目当てで道案内を引き受けます。
河了貂の料理が美味い理由と文字を習った方法
河了貂は黒卑村で生き延びるために、出来る事は何でもやっていました。
その1つが役人に飯を作って、その代わりに字と史を学ぶ事。河了貂は「生きるのに役立ちそうな事は片っ端から取り入れた」と語ります。
この時に学んだ字と史、そして調理。その全ては飛信隊に入ってから約に立つ事になります。
昌平君の軍師学校で軍師への道を志す
河了貂は軍師を目指し、昌平君の軍師学校で学びます。
この経験は河了貂にとって大きいもので、河了貂は後の飛信隊に欠かせない知略を身につけます。
この時、蒙武の息子である蒙毅には妹弟子として面倒を見てもらいます。
蒙毅についてはこちら↓
女性である事を隠す
河了貂は信と出会ってから軍師学校へ行き、飛信隊に戻るまで自分が女性である事を隠していました。
信とは同棲までしていたのですが、信は鈍感なので河了貂が男性だと信じて疑いませんでした。
©原泰久/集英社
このシーンが、初めて自分が女性である事をカミングアウトしたシーンです。
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河了貂の性格
次は河了貂の性格や内面を考察します。
気が利く性格
河了貂はとても気の利く性格です。
合戦のシーンでは常に飛信隊全体に目を配って采配をしながら、時には合戦の全ての状況を頭に入れて隊の取るべき行動を策定します。
また飛信隊の食事を作ったり配給を行うのも河了貂の仕事。
飛信隊の兵士たちが宴で飲んで騒いでいる間も、いつも翌日の戦の事を考えており、河了貂が羽を伸ばしているシーンはなかなか描かれません。
優しい性格
河了貂はとても優しい性格をしています。
例えば敵将・李牧の側近であるカイネが戦中に死にそうになった時、河了貂は手を差し伸べて助けました。
©原泰久/集英社
また、新しく飛信隊に加わった若い蒼仁が、初めて人を射つ際に手が震えてしまって止まらない事について、このようなシーンもありました。
©原泰久/集英社
震えてこその飛信隊だと、その優しさは強くなれる証だと蒼仁に伝えます。
気を配れる河了貂だからこそ、優しい河了貂だからこそ、蒼仁の手の震えを止めることができたのだと思います。
信への想い
河了貂は信を隊長として信頼しているのはもちろんのことですが、男性としても信の事が好きであると作中では示唆されています。
それは魏火龍七師の凱孟が河了貂を攫って、河了貂に質問をした時に明らかになります。
河了貂は女性として信を幸せにしたいのか。それとも飛信隊の隊員として戦いたいのか。その真意を聞きます。
その時の河了貂の返答は
信の夢がかなってほしいと願ってる…いや…それと…オレもあいつと一緒に幸せになりたい
これが河了貂の信への気持ちの本音です。
この時の河了貂は真っ直ぐな目で凱孟を見ており、その言葉に嘘が無い事は明白です。
羌瘣も信の子供がほしいと言ってるので、二人は仲間でありながら恋敵?な関係でもありますね。
信については以下の記事で詳しく考察しています。
河了貂の知力
次は河了貂の知力について考察します。
桓騎の動きは読めない
河了貂はスタンダードな軍略については心得ているようですが、特殊な動きをする武将や本能型の武将と対峙する際は、混乱する傾向にあります。
©原泰久/集英社
桓騎軍と飛信隊が共闘した黒羊の戦では、秦軍の大将である桓騎の動きが読めずに混乱し、当時桓騎軍の那貴に詰め寄るシーンもありました。
河了貂自身も桓騎の事を”天才”と認めていながらも、桓騎の策が我流ゆえに河了貂は付いていく事ができませんでした。
もしも桓騎が敵将で飛信隊と戦っていたのであれば、おそらく河了貂は桓騎の動きが読めずに先手先手を取られてしまう事でしょう。
この辺りのイレギュラー対応は実戦経験が多くないので、これからの成長に期待したいですね。
楊端和から指導される
河了貂は趙の鄴への遠征の際に、山の民の楊端和から指導を受ける場面があります。
©原泰久/集英社
鄴を攻める作戦を知っているのは、秦軍の中でほんの一部。その中で河了貂は肩の力が入りすぎており、違和感を相手に勘付かれてしまうと楊端和から注意を受けます。
まだまだ大戦の経験の薄い河了貂は、楊端和や王翦から学ぶ事が多いんですね。
河了貂の史実とこれから
河了貂は史実には登場しない、『キングダム』のオリジナルキャラクターです。
これは原先生も公言されているので間違いないです。
梟鳴の末裔である事は何かの伏線?
河了貂は梟鳴(きゅうめい)という山民族の末裔である事は明かされています。
この事はもしかしたら今後のキングダムのストーリーの何かの伏線になっているのかもしれません。
梟鳴は過去、大勢力であり、楊端和族と覇権を争ったとバジオウは語っています。
楊端和は梟鳴の生き残りである河了貂の事を受け入れるとも言ってますので、何も起きないかもしれませんが……
昌平君を超えるのが至上命題?
河了貂は昌平君の軍師学校の生徒ですが、今後は昌平君を超える事が至上命題になるかもしれません。
©原泰久/集英社
というのも、昌平君は史実では最終的に楚国の王となります。
そうなればもちろん、飛信隊とは敵対関係になります。
河了貂が自ら「先生」と呼ぶ昌平君を超える事が、河了貂や兄弟子である蒙毅の至上命題になるかもしれません。
昌平君については以下の記事で考察しています。
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