漫画「キングダム」の主人公・信の率いる飛信隊。今回の記事では、個性豊かな飛信隊のメンバーの特徴や性格をまとめました。それぞれのメンバーを深く知りたい方は、各メンバーごとの個別の記事リンクをクリックしてください。
原作紹介
まずはキングダムの原作をご紹介します。コミックシーモア、BookLive!、ebookjapanでは初めての方は半額クーポンを貰えます。
信
まずは隊長の信です。
信は飛信隊の隊長で、キングダムの主人公です。
名前を後に「李信」へと変えます。
特徴
天下の大将軍になるという揺らぐことのない信念が信の特徴です。
幼馴染の漂と共に天下の大将軍になる事を夢見ていましたが、漂が亡くなった事で、漂の分まで夢を背負って戦います。
軍略はからっきしで、本能型の将軍として自ら戦闘に経って隊を牽引していきます。
性格
信は愚直で一本気な性格です。
心理戦をしかけたり、カマをかけたりするような事はありません。
常に自分の心に正直に生きます。
時には命令違反や規則違反になる行動だとしても、自分が正しいと思った事を迷わず実行するのが信です。
位
信の位は、以下のように進捗しています。※単行本57巻発行時点
- 歩兵としてスタート(一兵卒)
- 11巻で百人将に。王騎将軍から特殊百人舞台「飛信隊」の名をもらう
- 17巻で三百人将に。趙との戦いでの活躍が認められる
- 23巻で千人将に。嬴政から正式に功を受けます
- 33巻で3千人将に。合従軍との戦いで敵将・万極を討ち、龐煖に一騎打ちを挑んだ武威を讃えられます
- 38巻で五千人将に。魏火龍七師の1人、霊凰を討った功績が認められる(羌瘣も三千人将に)
羌瘣
次に紹介したいのが副長の羌瘣。
羌瘣は可愛い見た目ながら戦が超強い、女性の飛信隊副長です。
特徴
羌瘣は独特の剣術を使います。その名も巫舞。
「トーン タンタン」というリズムで巫舞を舞い、次の瞬間には相手をことごとく斬り伏せるのです。
巫舞を見せたら最後、ほとんどの敵は斬り伏せてしまうほどの圧倒的な力です。
性格
羌瘣は圧倒的な武力を持ちながら、飛信隊から独立する意思を見せた事はありません。
飛信隊に属している事、信と共に戦場に立っている事に戦う意義を見出しているように見えるほど、信に全幅の信頼を置いています。
また、羌瘣は飛信隊の副長らしく、信と同様に曲がった事が大嫌いです。
渕
次は、こちらも副長の渕(えん)さん。
渕さんは特別な武力も無く、知力も無く、あまり目立たないキャラクターの1人です。
特徴
渕さんは知力があるわけでも、特別な武力があるわけでもありません。
というのも、渕さんは飛信隊の副長ですが、初めは信の修行に付き合わされた付き人でした。
飛信隊になる前の段階から、信の事を支えていたのです。
それゆえ、信への信頼や自己犠牲の精神は人一倍強いのが渕さんの特徴です。
性格
信や河了貂が最も信頼している渕さんの武器、それは”責任感”です。
強くないからこそ、自己犠牲の精神が強く、責任感の強い渕さんの事を、飛信隊のメンバーは信頼しています。
楚水
次は、こちらも副長の楚水です。
特徴
楚水は元々、郭備千人将の下で副長を務めていた人物です。
郭備は輪虎に討たれてしまい、残った楚水をはじめとする郭備兵は飛信隊に合流する事になります。
郭備は信と同じく下僕から成り上がって千人将になった男で、信の活躍を喜んでいたそうです。それを知っている楚水は飛信隊に対して最大限のリスペクトを持ちます。
性格
楚水はリーダーシップがあり、謙虚な性格です。
郭備が討たれた事をきっかけに、楚水は飛信隊の副長になります。この時、飛信隊はもともと300人隊でした。そこに元郭備隊700名が加わり1000人隊となりました。
元郭備隊は百姓出身のメンバーで構成された飛信隊、更には若造の信に対して反発するかと思われました。
ここで活躍したのが楚水。楚水が隊をまとめて信に拝手をし、信と共に血を流す事を誓うのでした。
元郭備隊をまとめるリーダーシップが楚水に無ければ、飛信隊は郭備を討つ事が出来なかったでしょうし、その後の順調なステップアップにも繋がらなかったことでしょう。
河了貂
次は軍師の河了貂です。
特徴
河了貂は黒卑村に住んでいた、「梟鳴(きゅうめい)」という山民族の末裔です。物語序盤では嬴政と信に出会い、二人に道案内をするという出会いから全ては始まりました。性別は女性です。
河了貂は信と出会ってから軍師学校へ行き、飛信隊に戻るまで自分が女性である事を隠していました。
性格
河了貂はとても気の利く性格です。
合戦のシーンでは常に飛信隊全体に目を配って采配をしながら、時には合戦の全ての状況を頭に入れて隊の取るべき行動を策定します。
また飛信隊の食事を作ったり配給を行うのも河了貂の仕事。
飛信隊の兵士たちが宴で飲んで騒いでいる間も、いつも翌日の戦の事を考えており、河了貂が羽を伸ばしているシーンはなかなか描かれません。
岳雷
次は元麃公軍で千人将の岳雷です。
特徴
岳雷は元々、麃公兵の一人(千人将)でした。千人将ですから、郭備と同じ位ですね。
現在の飛信隊では「飛麃」という名の乱戦特化兵を率いています。
豪快で屈強な麃公の兵らしく、屈強な肉体を持つのが岳雷の特徴です。顔や腕にも無数の傷が付いています。
麃公の死をきっかけに、千人隊を率いて飛信隊に加入します。
性格
岳雷はかなり口数の少ない男で、見た目のインパクトは強いのですが、あまり喋ってるシーンは描かれません。
基本的に誰かから問いかけられ、それに手短に答えるシーンがほとんどです。
岳雷が自ら話しかけるようなシーンは極めて少ないです。
また、前項に記載した、信と初めて話した際の口調も「……」が多く、岳雷の口下手さを表現しているものと思われます。
田有
次は千人将の田有です。
特徴
田有は飛信隊の古参メンバーの一人で、飛信隊としての初陣・100人隊の時からのメンバーです。
そして現在(2020年5月時点)は千人将として、飛信隊の将校メンバーとなっています。
巨体を生かして、同じく巨体の竜川と共に飛信隊の攻撃や守備の中核を担っています。飛信隊の千人将といえば、岳雷や那貴と同じ位になりますね。
性格
田有はあまり口数が多くないキャラクターです。
しかし腕っぷしの強さは飛信隊でも1・2を争うレベルです。
体格の上では竜川より2回り小さいとのことですが、それでも田有も巨体。飛信隊でもトップクラスの巨体を誇ります。
那貴
次も同じく千人将の那貴です。
特徴
那貴は元々、桓騎軍の幹部メンバーで千人将でした。那貴一家(おそらく盗賊系の一族)の首領と思われます。
那貴は黒羊での戦いをきっかけに、桓騎軍から飛信隊へ移ります。
虐殺や略奪を平気で行う桓騎軍よりも、そのような事を行わない精神的に充実した飛信隊の方が水に合っていると感じたのだと思います。
性格
那貴はクールで賢い性格をしています。
あまり感情的になるシーンは描かれず、常に冷静に状況を判断している事が多いです。
桓騎軍から飛信隊に移ると桓騎に告げる際にも、あの桓騎に全く怯む事のない姿から、那貴の度量の大きさが伝わります。
竜川
次は飛信隊一の巨体を誇る竜川です。
特徴
竜川は飛信隊が100人隊として結成された時からの古参メンバーです。
当時は伍長として参加しましたが、現在は百人将となっています。
竜川は飛信隊一の巨体で、その体格は巨体の田有よりも二回りも大きいとのこと。
性格
竜川には子供がおり、初陣の際には子供を思うあまり顔色が悪くなって怖気づいてしまいました。
しかし信から「俺らが失敗したら目の前でやられてる左軍のやつらも全員死ぬ。お前らの帰りを待ってる村の人間も全員死ぬんだ」と発破をかけられ、自分の頭を地面に叩きつけて戦いの意思を固めました。
崇原
次は歩兵長の崇原。
特徴
崇原は飛信隊が100人隊として結成された時からの古参メンバーです。
当時は第五伍長として登場しましたが、現在は歩兵長となっています。
崇原は剣の達人として描かれるキャラクターでもあります。崇原の剣術の巧みさは伍長の時代から描かれており、歩兵長になった後も多数を相手に見事な立ち回りを見せるシーンが描かれます。
性格
崇原は松左と同じ様に、非常に面倒見の良いキャラクターとして描かれます。
特に歩兵として戦う新人たち(干斗など)に対して面倒見が良く、戦場でも彼らを助けるシーンが描かれます。
また崇原は、副歩兵長である松左と友情で結ばれています。
松左が死に行く前には、崇原が松左を抱え、「楽しかったな…」と語り合うシーンが描かれます。
松左
次は副歩兵長の松左です。
特徴
松左は飛信隊が100人隊として結成された時からの古参メンバーです。
当時は第十伍長として登場しましたが、現在は副歩兵長となっています。
当時から長めの黒髪に優しいタレ目、少しのあごヒゲが印象的なキャラクターです。
性格
松左は常に肩の力が抜けており、リラックスした言動が印象的です。
戦場においても松左は緊張したり強張ってるシーンはほとんど描かれず、死地であっても常に冷静で周りが見えている印象です。
また、信の肩の力が入りすぎてると見るや「ちゃんと今を楽しめ」と諭したり、初戦で何も出来なかった新人にアドバイスを送ったり、面倒見の良さも随所に発揮してくれます。
我呂
次は元麃公兵の我呂です。
特徴
我呂は飛信隊の古参メンバーではなく、元麃公兵として、麃公の死後に飛信隊に加入しました。飛信隊に加入後は「飛麃」という名の乱戦特化兵の中核を担います。
同じく元麃公兵の岳雷と同じタイミングでの飛信隊への加入ですね。
後ろで結った茶髪にあごヒゲ、釣り上がった目と右頬の傷が特徴的なキャラクターです。元麃公兵は死線をくぐり抜けた兵士が多いからか、顔に傷が付いてるキャラクターが多いです。
性格
我呂はニヒルな性格で、素直な性格の多い飛信隊の中では珍しいキャラクターです。幹部の命令に対して、クレームのようなツッコんだ意見を言うのはいつも我呂です。
位としては信より下に当たる我呂ですが、常に自分の意見は包み隠さずに信や河了貂にぶつけます。他の兵士では口に出せないような事も、我呂は迷わず口に出します。彼の意見は核心を突いている事もあり、我呂のニヒルな性格は飛信隊にとっては欠かせないものになりつつあります。
尾平
次は古参メンバーの尾平です。
特徴
尾平はもともと百姓で、信と同じ城戸村の出身です。信いわく”チンピラ”で、小さい頃から信とは顔見知りで、喧嘩もしていました。
信と同郷という事で、漂の事も知っています。飛信隊の中で漂の事を知っている唯一の存在でもあります。尾平は漂の葬儀にも行きました。
鄴編では飛信隊の三什長へと昇進してます。
長く横にハネた髪の毛と出っ歯が特徴的なキャラクターです。
性格
尾平はお調子者な性格で、飛信隊のムードメーカー的存在です。
活躍するのは戦場ではなく宴。宴が一番生き生きとします。
自分の自慢話や、あるいは味方の恥ずかしい話などをするのが大好きです。
尾到
次は尾平の弟・尾到です。
特徴
尾到は尾平の弟です。尾平と同じくもともと百姓で、信とも同じ城戸村の出身です。信いわく”チンピラ”で、小さい頃から信とは顔見知りで、喧嘩もしていました。
角刈りに太い眉、大きな体格が特徴的です。
尾到は尾平と共に100人隊で結成された飛信隊に組み込まれ、その戦で尾到は信を守って命を落としてしまいます。
性格
尾到は尾平と違い、あまり口数の多いタイプではありません。
心優しい弟という印象です。
また、尾到は自ら命を投げ出して信を助け、最後は死に至ってしまいます。
澤圭
次は澤圭(通称:たくさん)です。
特徴
澤さんは信にとっての初陣で伍長でした。最初の趙との戦ですね。この伍は、信・羌瘣・尾平・尾到、そして澤さんの5名で形成されました。残り物で結成された伍でしたが、全員が後の飛信隊にとって非常に重要な存在になる5人です。
初陣を信の伍長として戦った澤さんですが、その後は100人隊となった飛信隊に伍長として組み込まれます。
性格
澤さんは優しい性格で、一見、戦向きには見えません。しかし、信や尾平に大切な戦い方を教えてくれました。
澤さんは「弱者には弱者の戦い方がある」と信たちに伝え、伍の戦い方の基本「伍の結束」を伝授します。
この戦い方のおかげで、澤さんの伍(尾兄弟や信や羌瘣)は全員無事に初陣を乗り切る事が出来ました。
蒼仁・蒼淡(蒼兄弟)
次は弓の名手、蒼仁・蒼淡(蒼兄弟)です。
特徴
蒼仁と蒼淡は二人兄弟です。
蒼仁は小柄な体型に、八重歯が見えているのが特徴、弟の蒼淡は巨体に優しい顔をしているのが特徴です。二人とも飛信隊のメンバーです。
蒼仁と蒼淡は5000人隊となった飛信隊の入隊選抜試験で初登場します。
とんでもない弓の実力を見せ、見事に入隊選抜試験を突破します。
性格
兄の蒼仁は責任感が強くしっかり者で、弟の蒼淡は少し天然で優しい性格です。
蒼仁・蒼淡の二人の初陣は、二人にとって忘れられないものになりました。山の民が城を落とすための援護射撃を託された蒼仁・蒼淡でしたが、蒼仁は手が震えてしまい、蒼淡は最後まで人を狙う事が出来ませんでした。
二人とも優しい性格をしている事が分かるシーンです。
干斗
次は若手の干斗です。
特徴
干斗は5000人隊となった飛信隊の入隊選抜試験で初登場します。
過酷な選抜試験に文句を言いますが、崇原にボコボコにされます。それが干斗の初登場シーンです。
なぜ干斗が飛信隊を選んだかというと、元下僕から這い上がった信に、その他の主要メンバーの多くが平民の出である事に憧れたと語っています。
厳しい厳しい飛信隊の選抜試験を干斗は何とか根性で生き残ります。
性格
干斗の性格は尾平に似たタイプです。
口が達者でムードメーカーすが、まだ戦の実力はありません。
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